虫歯治療

    痛みを抑えた治療を心がけております

    虫歯治療

    当院では、患者さまの大切な歯をなるべく残すことができるよう、なるべく削らず、痛くない治療を心がけております。

    世の中で最も細い針(35G)の採用や麻酔針を刺す場所、打ち方の工夫、必要に応じて表面麻酔を使用するなど、さまざまな工夫を行っております。

    できる限りゆっくりと麻酔液を注入することにより麻酔時の痛みをなくし、それにより麻酔を効きやすくすることで無痛治療を可能とし、多くの方々にご好評いただいております。

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    ムシ歯の進行具合と治療について

    初期ムシ歯(C0,C1)の治療について

    従来より、歯科治療は「早期発見・早期治療」がセオリーとされてきましたが予防中心の歯科医療と変わりつつある近年、進行速度の遅い小さなムシ歯はすぐに削って治療するのではなく、定期的に歯科医院にて予防処置を行ってムシ歯の進行を止め、なるべく治療を引き延ばすという「早期発見・定期観察」という治療方針を打ち出す歯科医院も増えてきました。
    この概念はミニマムインターベーション(最小限の侵襲)といわれ、2000年に国際歯科連盟(世界の歯科医師会)によって提唱された新しい概念で日本の歯科医院にも徐々に広まりつつある新しい考え方です。
    当院でもこの概念に基づき、初期ムシ歯(C0,C1)の治療に関しては予防処置を行うことによってムシ歯の進行を止め、経過観察をすることをオススメしております。
    しかしながら、歯磨きがしっかりと出来ていない方や、ムシ歯リスクの高い方、歯科医院に定期的に来院いただくことが難しい方の場合は小さなムシ歯であっても放置しているとどんどん進行してしまう可能性がありますのでそのようなリスクの高い方の場合はムシ歯が大きくなる前に早期治療をオススメすることもあります。
    また、前歯の初期ムシ歯などで審美的な障害がある場合も治療をオススメすることがありますが、C1の段階であれば治療中の痛みもほとんどなく1回の治療で済ませることができます。

     

    Co:初期のムシ歯

    都立大学の歯医者、あさの歯科クリニック

    歯の表面のエナメル質が透明感を無くして白くなっている状態です。
    まだ症状が無く、穴も開いていない状態です。

    このときに、十分な歯磨きやキシリトールを応用すると、元の健康な状態に戻すことが出来ます。(早く気付くかどうかが運命の分かれ道です。)

     

    C1:エナメル質内のムシ歯

    都立大学の歯医者、あさの歯科クリニック

    歯の表面のエナメル質が溶け始めた初期段階のムシ歯です。

    殆ど症状がないので、ついつい放っておきがちです。 進行の止まっているムシ歯の場合ミニマムインターベーションの概念に基づき定期観察を行いますが、治療を行う場合はムシ歯の部分だけを除去して、合成樹脂(白い詰め物)を充填します。

    この段階であれば、1回の通院で麻酔も使用することなく治せることがほとんどです。

     

    C2:象牙質に達したムシ歯

    都立大学の歯医者、あさの歯科クリニック

    ムシ歯がエナメル質の内側の象牙質に達したものです。
    冷たいもの、甘いもの、熱いものが沁みるようになります。

    象牙質はエナメル質より軟らかい組織なのでムシ歯の進行が速くなります。
    ムシ歯を取り除いた大きさによって小さければ白い詰め物になります。範囲が大きい場合は、削ったあとに歯型を取り被せ物で欠損部を修復します。

     

    C3:歯髄(神経)に達したムシ歯

    都立大学の歯医者、あさの歯科クリニック

    ムシ歯が象牙質の内側の歯髄(神経)にまで達したものです。
    この状態になるとだんだん強く沁み出し、ズキズキした激しい痛みを伴います。

    ここまでムシ歯が進行してしまうと神経を取り除く治療が必要となります。
    また、神経がない歯は脆くなりますので、被せ物をする事があります。

    特に歯髄の炎症が重度な場合は麻酔がしっかり効かないため、一時的に内服薬等で炎症を落ち着けないと治療できない場合がありますので痛む前の早期治療をおすすめします。

     

    C4:歯質が失われたムシ歯

    都立大学の歯医者、あさの歯科クリニック

    歯茎から出ている歯の頭の部分がムシ歯で殆んど無くなってしまい、歯の根っこしか残っていない状態です。
    この状態になると痛みはなくなり、比較的症状が落ち着いていることが多いです。

    ムシ歯がこの状態まで進行してしまうと、抜歯しなければいけなくなるケースが多いです。(レントゲン写真や精密検査によって保存する事も可能な場合がありますので、歯科医に相談してみてください。)

     

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